2010/3/6

春の訪れを告げる梅の香りなのですが、
おかみはもう梅の実りが気になります。

先週は、雪深いはずの青森へ出かけたのですが、
暖かい東京と変わらぬ気温にびっくり。

訪問した「さんのへ川の驛(えき)」
訪問した「さんのへ川の驛(えき)」

「まだ、まだ寒いはず」とかなり覚悟をして出かけたのですが
逆に青森からの帰路、羽田へ着いたら、
東京の方が冷え込んでいてびっくりしました。
うっかり、油断をしているとまたまた、冬へ逆戻りしそうな天気予報。
皆さんも季節の変わり目は、健康管理に気をつけてお過ごしください。

街を歩くとあちこちで梅の香りが漂ってます。
おかみは、「花よりだんご」なので
もう梅の収穫のことが気になりだしました。
なぜかというと、ここ数年、福井へ梅の収穫のお手伝いに
出かけているからです。

昨秋は、今年の梅の実がよりよい環境で実るようにと
梅の枝の剪定のお手伝いにも行きました。
何年も収穫のお手伝いをしていると年ごとでの実りの差や
山の上の畑と下の畑の実り具合の違いなどが、
なとなくわかるようになったりします。

でも、わかるだけで
「どうしたら、毎年ふっくらとした、肉厚で香りの良い梅を収穫できるようにするか」
ということになると・・・・・遠い道のりですね。

秋の剪定のお手伝いも、お手伝いといえば、聞こえがいいですが
結局、梅農家のおじいちゃんに一枝ずつ、切るのか残すのかと確認しながらの作業。おじいちゃんが大忙しです。
指示する人より、はるかに枝を剪定する人手が多いのですから。
それでも、毎年、毎年そんな作業を体験すれば、少しずつでも梅の木々と会話が出来るようにれそうな気がしています。

秋に枝を剪定するというのは、その夏、梅の実った枝を落として
来年梅が実る枝を落とすという作業をして、
実の収穫量の表年、裏年での差を少なくして、
毎年良い梅が平均的に収穫出来るようにするとても重要な作業なのです。
だって、次に実るはずの枝を落としたら、収穫がなくなるのですから。

春の梅の花を見ながらのんきに、
夏の収穫、秋・冬の手入れを漠然とおかみは、考えていますが、
農家の皆さんにとっては、ある意味、今が一番忙しい時期のようです。
今年一年、どんな作物をどのくらい作って、どうするか計画を立て、
考えて、田・畑を耕し、タネや苗を準備し、動きはじめる大事な時期ですから。
おかみもお手伝いをしている生産者さんの
今年の作物をどう有効に加工できるか、
その具体的な方法を様々なパートナーさんとあれこれ練っています。

梅が味噌
梅が味噌

これは、福井の梅で作った「梅が味噌」です。
先月、あるデパートの催事でデビューしたときの画像です。
まだ課題のある商品ですが、こうして、ひとつずつ形にして皆様へもお届けしたいと思います。

byおかみ(堀田正子)

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